転落人生の始まり!?でも当時は気がつかなかった ⑪

職場の事(~2016)

前回はS室長(問題の管理職の中で一番上役)との交渉を経て、私の要望した2点の事柄が無事承諾を得られた事を書きました。

全員が対象となる「月一の勉強会の開催」と「問題行動のある社員をそのままにしない」という内容です。

「勉強会」については管理職の4名が順番に講師となり、それぞれの立場から役に立つ事を話せば良いと思いますし、「問題行動のある社員」においては、正しいことは正しい!ダメなことはダメ!を10代から60代まで例外なく守らせるしかありません。

それには、どんな相手にも怯まず指導・注意を行う「強い心」と「信念」が必要です。そして、これを行う管理職たちも必然的に自身の言動に注意を払う事となるので、管理職の意識の向上に繋がります。

そうすることで、いずれは管理職らしい意識の高さを周囲に見せられるようになり、組織をまとめさせるのが私の狙いでした。

しかし、実際に管理職たちが行ったものは、とても十分とは言えない、お粗末なものでした…。


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要望① 勉強会の開催!

勉強会の開催はS室長から承諾を得られた次の週に行われた。案外アクションが早く感じた私は「やれば出来るじゃないか♪」と心の中で彼らを褒めてやった!。本来立場は逆なのだが…しかたない。

勉強会の開催…しかしその実態は…

第一回の講師役「S室長」と「付き添い?の管理職3名」そして司会進行役の「私」が「交代勤務の社員5~6名」1グループをミーティングルームに招き、週替わりで3グループをそれぞれ1時間以内に終わらせる取り決めになっている。

第一回目はぎこちないながらも不満はなかった!3週にかけて管理職も私もよくやったと思う。なんてったって初回だし、次回はもっと良い内容にしていけばいいと考えていた。

しかし第二回は開催されなかった。忙しいという言い訳を直属の上司「S課長」から聞かされたが、それは本当の理由ではなかった…。後に「S室長」が私にこっそり言ってきた。「あいつらは講師なんて出来る器ではない、だから諦めてくれ」と…。

それを聞いて呆然となる私…

管理職として何年も働いているならば、部下に教えることは少なからず幾つかはあるはず…。それが出来ないとはどういう事?何も考えないで毎日働いてるの?。部下の前でくだらない話は長々としているのに…講師役うまく話せなくてもいいのに…。

後に分かるのですが、彼らは恥を掻くのを極端に恐れる「超プライドの高い方々」だったのです。だから出来なかったのです。


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要望② 問題行動のある社員への対応!

勉強会は第一回終了後に消滅してしまいましたが、私としてはこちらを重要視していました。真面目に仕事に取り組んでいる者が馬鹿を見る職場体質を何とか改善したかったからです。これは元々複数の社員から要望があったもので、交渉の段階から進捗報告を私から社員全員にしていたものです。なので社員全員が注目しているものでした。

問題行動のある社員への対応…その実態は…

ここで言う問題行動とは「暴言を吐く」「自分の仕事を弱い者に押し付ける」「休憩時間が長すぎる」「人の持ち物を隠す」「与えられた仕事をしない」等々…。

そういう問題行動を起こす社員が2名いました。これをどうにかしないといけない!!!。

しかし驚いたことに「問題の管理職4名」は気の弱い言える相手ばかりに注意をすることとなります。

年齢的に体力が衰え「動作が遅い」60代社員や「よく失敗する」気の弱い若手社員ばかりがつまらぬことで注意と指導を受けます。本当に言わなければならない問題行動を起こす気の強い相手には言わない…。とんでもない卑怯者です!

この管理職の姿を見た社員の感想は…

60代元部長は「あいつら、あんなやり方では部下から信用されない」「今の管理職は人を使うことが出来ない」とコメント。

また「S課長」と同い年で同期である主力の50代社員は「あいつら管理職4人は会社から居なくなればいい」とのコメントを頂きました。

この状況で、さらに「S課長」から要望が!

この頃、本来「S課長」がしなければならない仕事の一部を私に押し付けてきました。社員の育成、そして組織をまとめること…。

内心では「お前らが現場を滅茶苦茶にしておいて、よく言うぜ!」「お前らのケツをなんで俺が拭かなきゃいけない!馬鹿馬鹿しい!!!」とハラワタが煮えくり返る思いでしたが、「言う通りにする代わりに私の要望もちゃんと実行して欲しい」と言うと、「わかったわかった」と空返事。口だけだった。

結局最後までしてくれなかった。まあ彼らには所詮やれない事だったと今では思う。

しかし当時の私は若さゆえ、我慢ならず遂に「S課長」をボロカスに罵ります!。

次は、転落人生の始まり!?でも当時は気がつかなかった ⑫で書いていきます。

この記事は過去の自分がどのように働いてきたのかを、私自身が心の整理をするために綴っています。なので読者の方々に向けて「だから…こうです!!」という結論的な事はお伝えできませんのでご了承ください。


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