転落人生の始まり!?でも当時は気がつかなかった ③

職場の事(~2016)

前回の記事では新たに工場長となった副社長のやり方により、退職者が続出したことを書きました。

その後、私も転職を決断することになるのですが、いま思えばこれが不幸の始まりか?今までの事はこの先の序章だったのか?。

今回は愛社精神を持って働いた会社を退職する経緯を書いていきます。


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人生の転機のはじまり…?

組織崩壊の少し前にIさんが入社!

ちょうど工場長が代わる半年前に入社されたIさん。

Iさんの前職は同業他社の取締役だったが定年退職を機に何を思われたか?当社に入社されました。

管理業務を長くされていたこの人も、もともとは技術系エンジニアで高度な知識とテクニックを持っているためアドバイザー的ポジションでの入社だった。

35歳だった当時の私は教わるチャンスと考え、Iさんと二人で難題に積極的に取り組み、Iさんのおかげで解決、その手法を学んでいきました。

この時教わったことが、その後大きく役に立つことになり、そしてこれがエンジニアとして教わる最後のチャンスだったのです。


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Iさんからの提案と私の決断!

そうやって日々、私は工場で起こる様々な問題をIさんと2人で解決に向けて取り組んでいくので、自然と会話が増えていきました。

その日も2人で設備の修理をしていました、ちょうど副社長が工場長の兼務となり退職者が現れ始めた頃です。

修理の合間に、私はIさんに何気なく副社長に対する愚痴をこぼしたんです。

「副社長が来てから急速に現場の雰囲気が悪くなりましたよね~」と。

するとIさんもうなずき、「確かに問題だよな、せっかく良い組織になっているのになんでこんな事するのかな…」と同時に、Iさんから驚きの言葉が!

「もともと上手くいっていた分、今のやり方に不満を持っている社員は多いだろう、大事な人材も退職している、このまま副社長のやり方を続けると組織の崩壊が起こるだろう、なんならこの機会に、もし良ければ自分のいたとこでやってみないか?」と…。

私としては、今まで全身全霊をつぎ込んだ職場です、愛社精神もあるつもりですのでとても悩みました。

そこでIさんは、「君のやりたい仕事も用意する、給料も現在と同等からでどうか?」とも言ってくれました。

Iさんは退職した元の会社に、その時もまだ多少の力があるようでした。

そこまで言われると悪い話ではないように思えます、数日考える時間をもらい、3日後、私はIさんに2つの事を確認しました。

「その会社に入ったら自分は成長出来ますか?」、「今の自分はその会社で通用しますか?」と。

するとIさんは うなずき、「今まで一緒に問題に取り組んできたから分かるだろう、技術は日本でトップクラスだから成長できるし、現在そこの会社には若い世代で君より出来る人材はいないから」と言われ、その言葉を聞いて私は決断しました!

「よろしくお願いします!」。

今よりも成長できるなら、もっと上を目指したい という思いで、今まで情熱を注いだ会社を辞めて転職することを決断しました。

会社を辞めるということは、Iさんともお別れです。

今のうちに教われるだけ教わろうと、退職日までの3か月間 より一層 Iさんに自分が分からない事を質問、そして回答をいただく日々を過ごしました。

また次の会社の情報も細かく教えてもらいました、雇用条件や設備情報、主要社員の名前やポスト、性格やクセまでも。

その中には気をつけなければならない人物もいるらしいのですが、まじめに仕事に取り組んでいれば大丈夫だろうと考えていました。

そして面接にはIさんも同席し、「好条件になるように話してあげるから心配要らないよ」とも。

いま思えば、この時が私の人生で一番脂がのっていた時期だったのかもしれません。

その後、まさかあんなことになるとは…。

ついに転職を決意!そして面接…。

続きは、転落人生の始まり!?でも当時は気がつかなかった ④で書いていきます。

この記事は過去の自分がどのように働いてきたのかを、私自身が心の整理をするために綴っています。なので読者の方々に向けて「だから…こうです!!」という結論的な事はお伝えできませんのでご了承ください。


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