前回はY会社に転職して半年間で見えた「現場を狂わす管理職たちの異常性」について書きました。
それでも、そんな彼らを相手に上手く立ち振る舞っていた私ですが、毎日接しているうちに徐々にストレスが溜まっていきます。
このままじゃマズい、何とかならないだろうか…。
色々考えた挙句、「この問題が少しずつ改善するよう努力をしてみよう」と考えてしまったのです。
この考えが正しかったのか、間違っていたのか今現在も分かりませんが、これは私の性格的要素の影響が強いので、どうにもならなかった事と理解しています。
今回は「どうしてそんな決断をしたのか」そして「結果どうなったのか」を書いていきます。
1.彼らに合わせていた半年間!
当時の私は30代半ばでした。前職では現場主任として幅広い年代の社員と関わり、コミュニケーション能力も少なからず自信がありました。
なので初めのうちは「問題の管理職4名」とも上手く合わせながら仕事、また会話をこなしていました。
毎日の休憩時間には、彼らの管理職とは思えない「幼稚な発言」や「自分勝手な言い分」を聞かされ頭が痛くなります。しかしグッと堪えて話を無難に合わせます。
しかし心の中では…前職で見てきた、尊敬してきた管理職の姿勢がここでは全く見られない!私はこのまま流されていくのか?。自分もいずれ「ダメ管理職」と後輩から思われるようになってしまうのか…。
私は悩みに悩んで、2つの方向性をはじき出します。
2.方向性は2つ!
A.自分をごまかしながら彼らに合わせていく。
最初に浮かんだ考えはこれでした。波風立てずに何とか彼らに合わせていけないだろうか?。
しかし半年間でも限界を感じているのに無期限で自分の意思に逆らうなんて地獄です。もしそうしていたとしても長くは続かないでしょう。
私には無理ですが、中にはこれが出来る人もいます。こういう人たちには「問題の管理職たち」が力を失った時に正しく花開いてほしいと切に願います。
ということで私が選んだのは、以下のBとなりました。
B.正しいと思う姿勢と行動を自ら示し、彼らの意識を少しずつ変えていく。
これは前職で成功経験がありました。なまじ下手に成功しているので、ここでもできると思ってしまったのです。
「正しい言動を見せることで彼らに気づいてもらえるはずだ!」。
「何かあっても説明すれば分かってもらえるだろう!」。
「もちろん彼らに合わせられるところは合わせながら、意識改革を少しずつ促していこう!」。
そしていつの日か、皆の管理職に対するモヤモヤが減り、働きやすい職場環境が実現するのを願って…。
3.私が実行したこと!
私がしたことは、主に以下のものです。
・彼らが頼んでも皆が引き受けない残業を断らない。
・管理職たちが部下を教育する際に説明不足分を平和的に足す。
・現場内の問題点をあげ、解決案を提案する。
すると結果、こうなります♪。
4.地獄を見ることに…
実行してから1週間、彼らの顔色、また言葉遣いが明らかに変化していきました。そして事務所や休憩室、時には会社の裏に呼び出され「お叱り」を受けます。
私は悪いことはしていないと初めは受け流していましたが、長引くうちに徐々に相手を論破するようになってしまいました。
言い返せなくなった「問題の管理職たち」は捨て台詞を残して立ち去ります。
「前の職場ではスーパースターだったみたいだが、ここでは勘違いするな!」とS課長。「お前のやっていることはマスターベーション♪所詮マスかいてるだけだ!」とS室長。
その日から私は、仕事終わりの車の中では悔し涙が溢れ、真っ直ぐに帰ることができずコンビニの駐車場で1時間ほど心を落ち着かせないと帰宅出来ない日々が続きました。
家族に泣き腫らした顔を見られたくなかった…。
続きは、転落人生の始まり!?でも当時は気がつかなかった ⑨で書いていきます。
この記事は過去の自分がどのように働いてきたのかを、私自身が心の整理をするために綴っています。なので読者の方々に向けて「だから…こうです!!」という結論的な事はお伝えできませんのでご了承ください。
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