転落人生の始まり!?でも当時は気がつかなかった ②

職場の事(~2016)

前回の記事では充実感を持って働いていたことを書きました。

少し休みが少ないけれど、仕事の内容、人間関係、給料は満足していました。

では、なぜ私はその会社を辞める事になったのか?。

今回は職場にある変化が起こり組織が崩壊していく様子を書いていきます。


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満足していた職場に起きた変化!

ISO9001の取得で最高潮に・・・しかし

その頃、会社が総力をあげてISO9001(品質マネジメントシステム)の取得を目指していた頃で、私は工場部門のISO内部監査員でした。

内部監査員の仕事はISO(国際標準化機構)が定める事細かな基準に自社の基準を合わせ、審査に通ることで自社の品質マネジメントシステムが完成、国際的な信頼が得られる訳です。

これを職人の技術と経験が全てだったものに数値化と基準、そして基準内に収まる作業手順を設けていく、そしてそれを上役を含めた従業員全員にすりこんでいくのですからとんでもなく大変です!!!

確かに大変は大変なのですが、そこは協力してくれる工場長や仲間がいますから不安はありません。

みるみる工場もきれいになっていきました!

そして2年越しの努力の結果、無事に取得できたのです♪

後日の祝杯では盛りあがり方… かなりすごかったです!

しかしこれを最高潮に下降していきます。

信頼していた工場長の移動!

ISOの審査も終わり1か月位たったころ、あるうわさが耳に入ってきました。

それは、「工場長が代わる」!?というものです。

まさか、そんなはずはない…単なるうわさだと気にしないようにしていましたが、日を追うごとにうわさが広がりました。

落ち着かないので、こうなっては工場長本人に聞いてハッキリさせよう!とある日、工場長と二人だけになった夕暮れ時の事務所内で本当のところを聞きました。

話が進むにつれ、緊張と寂しさの混ざった気持ちがこみ上げてきます。

結果、うわさは本当でした!そして理由を聞いたのですが、答えては頂けませんでした。

そして数日後、私たちが信頼していた工場長は、何故か他部署の部長となり工場を去っていきました。

いったい工場長に何があったのか??


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新しい工場長が就任!しかし…

数日後、新しい工場長が就任されたのですが、それはなんと副社長でした。

副社長は工場長を兼務されるということで就任の挨拶をされましたが、言葉の節々に乱暴さというか、ごう慢さというか、そんな感じが表れています。

その時はまあ、副社長なんだからそんなもんだろう…ぐらいに捉えていましたが、徐々にやりにくさ感が増していきました。

今までのやり方は…

ISOは審査に合格しても継続して改善活動を進めるため、社員が運用しやすいように手順の簡素化を進めていました。

複雑なルールが無数に存在するマニュアルでは浸透しないと考えた前工場長と私で…。

なので社員は意識せずともISOに参加し、業務への負担も少なく実行できていました。

しかしどうしても問題は発生します。

うっかりやりがちな人的ミスです。

こういった人的ミスが発生した時には、ミスをした本人に直接注意をするわけですが、なぜ問題なのか?をきちんと説明して理解させる、正しいやり方を理解できるまで実践で教える、という方法をとります。

叱責、恫喝することはしないのです。

私たちリーダーは彼らに助けてもらっている事も沢山ありますから…。

今までの取り組みを無視し、我流で進める副社長…

しかし副社長のやり方は叱責、恫喝のオンパレードでした。

しかも現場のことをよくわかっていないので、間違った指示もしょっちゅうです。

数週間もするとミスをした社員が委縮して発言や自己主張が少なくなり、社員に少しずつ不満が蓄積されていきました。

そして彼らの仕事に対するヤル気が減少する中でリーダーが彼らに教育を施そうとしても効果はありませんでした。

徐々に社員とリーダー、また管理職との距離が離れ、必要最低限の話し合い以外、ほとんど会話がなくなりました。

意見とか提案があっても、「どうせムリだろう…」と、あきらめてしまうのです。

そうなると彼らの不満はしだいにリーダー、管理職に向いていきました。

「社員がスムーズに働けるようにする」、「社員を教育し育てる」事は本来、管理職の役目ではないか!お前たちのせいで俺たちは苦労してるんだ!と。

退職者が続出!

副社長が工場長になり半年が過ぎた頃、あちらこちらから退職者が出るようになり、2カ月で14名にのぼりました。

その中には私が新人の頃に教えてくださった先輩も3人いました。

その時私は主要メンバーの先輩3人のほか、こんなにたくさん退職者が出てしまい、今後の業務に大変不安を感じていたことを覚えています。

仲間内の送別会の席では次々と彼らの副社長への怒りが聞こえてきます。

そして私に「あんな人の下では働けない!辞めるなら早い方がいい」と。

この時私は、どんどん積み上げてきたものが崩れていく様子を目のあたりにし、途方に暮れました…。

これからどうなるのか…。

その後、ある人との出会いで思わぬ事に!

続きは、転落人生の始まり!?でも当時は気がつかなかった ③で書いていきます。

この記事は過去の自分がどのように働いてきたのかを、私自身が心の整理をするために綴っています。なので読者の方々に向けて「だから…こうです!!」という結論的な事はお伝えできませんのでご了承ください。


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