愛するインコのふぅちゃん(メス)が天国に行ってしまいました。
昨日から不調が目に見えていましたが、まさかこんなに早く逝ってしまうなんて…涙。
病名は「そのう炎」だと後から分かりました。
とてもなついていた子の あまりにも急な出来事で大変ショックを受けています。
最後の夜…ふぅちゃんの健気な行動を思い出すと今でも涙が溢れます。
病気の症状については別にこちらに書いています。
ここでは印象深い最後の数時間の記録を残します。
1週間前は元気だった…
私たちが夕食と片付けを済ませてからインコゲージを開けるという習慣でした。
ゲージを開けると、ふぅとメイが飛んでくる。
メイは直ぐにゲージに戻ってしまうが、ふぅはテーブルの上でいつまでも愛想を振りまく。
そして時々であるが、テーブルの上にこぼれているお菓子のクズとか夕食の「こぼれたもの」をつついていた。
そうして遊ぶのが日課となっていたが、おそらくこれが良くなかった。
そういったものが、ふぅの「そのう」の中で腐り炎症となったと思われる。
思えば一週間前、テーブルの上で遊んでいたとき、夕食で食べた「焼きサンマの小さな身」が落ちていたのを、ふぅがついばんだのを覚えている…。
明らかに不調になったのは死の2日前
オウム用の大型ゲージにセキセイ2羽が広々と暮らしている。
いつもはお互いちょっかいを出し合う2羽。しかし何だか様子がいつもと違う。
めいがちょっかいを出しても、じっとしているふう。
この時直ぐに病院に連れていけば良かったかもしれない。
でもまさかこんなに悪化するのが早いとは…。
様子がおかしい事に気付いた翌日、ふぅが止まり木から落下するようになった。そして落下したまま、もがいているので小さなゲージに新聞紙を細かくして敷き、ふぅを隔離する。
そして寝室に小ゲージを持っていき出来る限り様子をみることにした。
エサを食べても吐き出すので栄養が取れなく、どんどん弱っていくふぅ…。
あの可愛くて人なつっこい、大切なふぅちゃんをどうしても助けたい…。一瞬、ふぅが死んでしまうのが脳裏に浮かぶ…。
私は年甲斐もなく家族の前で天を仰ぎ叫んでしまいました。
「このままでは、ふぅが死んでしまう!!!」
無力を痛感するとは正にこの事。
動物病院に行く暇もない…この病状が悪化するスピードは信じられないほど早い。
病院に行けたとしても、おそらく無理だっただろう…。
助かる見込みは全く感じられなかった。
最後は私の手の中で、愛するふぅが息絶えたことが事実として残った。
最後の夜の奇跡!
もう、しゃがんだ体勢を保つことも出来ず…細かく裁断した新聞紙の上に横たわり、荒く呼吸をしている変わり果てたふぅ。
今夜が峠だろう。おそらく私が眠っているうちに死んでしまう…。
そう思った私は、ふぅの体をそっと撫でてやろうとゲージの中に手を入れ、ふぅの前に手を差し出しました。
すると信じられないことが起きたのです!!!
横たわっていたふぅが体を起こし、くちばしを懸命に使い、私の腕を這いずり上がって肩に止まったのです!!!
私の肩に止まり、目を閉じ…じっとしているふぅ…。
まるで最後の力を振り絞ってでも一緒に…そばにいたい…そう言わんばかりに……。
私はそっと、ふぅに頬を寄せて…ふぅの香りを最後に嗅いでから、そっとゲージに戻しました。
そして朝、最後の瞬間…
いつもより早く起きたその日、ふぅはまだ息がありました。
ゲージの中で横たわっているふぅを私は通勤までの限られた時間、手のひらに包み様子をみていました。
そして間もなく最後の瞬間が訪れました。
私の手の中で大きくのけぞり、私の顔をじっと見て……目の光がスッと消えたのが分かりました…。
ふぅちゃん…苦しかったね、でももう苦しくないよ…ゆっくり休んでね…楽しい思い出を沢山ありがとうね!
いつも一緒…いつまでも家族…。
おわりに…
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小さな体でも大きな存在となるセキセイインコ!
まだセキセイインコを迎える前、久しぶりにペットを飼うことになり、私はその際に考えたことがある。
ペットが死んだときのこと…。
随分昔、私は子供時代に1匹の柴犬を14年飼っていた。
一人っ子の私は家庭環境にも少し問題があったため、幼少期から大人には心を開けず、この柴犬と小・中学校時代、家にいる時間のほとんどを過ごしていた。
育児放棄、存在否定…辛い、悲しい、空腹…色々あった。
この苦楽を共にした親友は私が24歳の時、老衰&皮膚病で亡くなった。
今思えばもっと出来ることはあったが無知だったからどうしょうもない…。
ただ、看取ることは出来た。
一番大切な存在の死…。
その経験から、生活していく上で接する事が多い犬や猫では情が移りすぎ、死んでしまった時の悲しみは、その子の身体的な大きさ以上に今まで共に過ごし癒された分だけ、その子の存在が大きくなるため悲しみがとてつもなく大きくなると考えた。
だから、体が小さく世話の手間が少ない=接することが少ない(情があまり移らない)と考えて、小さなセキセイインコを選んだ。
小動物のインコには犬猫のような大きな感情移入は無いだろう…と。
もう辛い思いをしたくなかったから。
でもその考えは間違っていた。
セキセイインコは人にものすごく懐く。これは驚きだった。
犬猫と変わらないくらい、大きな存在となる!!!
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手乗りインコでなくても感情表現は豊かなのです♪
現在、家には1羽のセキセイインコのメイちゃん(メス)元手乗りインコが7年目となっております。
この子は相棒(りん・ふぅ)との死別を2度経験し、手乗りインコを卒業!?乗らなくなりました。
今は大きなオウム用ゲージの小さな主として1羽気ままな生活を送っています♪
ゲージから外に出ることも拒否します。居心地が良いみたい?ですかね??
そんなメイちゃんですが、感情表現はとても豊かです。
ゲージの中から「ご飯の催促」をしてくるのですが、まず鳴いてゲージの前に私を呼びます。そして私が来ると、エサの入れ物と私の顔を交互に見つめて優しくピヨピヨ鳴きます。
そこで私が意地悪をして知らん顔をすると、ジジ!ギャギャ!っと鳴き怒ります♪
ちなみにメイにはシード餌しか与えていません。「そのう炎」が怖いので。
他には週一でビタミン・ミネラル補給のために「ネクトンS」をシード餌にふりかけているだけです。
このメイちゃん、以前ビタミン不足で死にかけたことがありましたが、ネクトンSで助けることが出来ました。そのときのネクトンSの驚く効果はこちら。
パピエシー ネクトン S 35g ←こちらから購入できます。
話がそれましたが、このツンデレなメイちゃん、寂しくなるとゲージ越しから寄り添ってきたり、私がゲージに顔を入れると顔をなめてきます。
私は3羽のセキセイインコと関わってきましたが、それぞれ性格が全然違うのも面白いところです。
こんなおチビちゃんにも、しっかりと感情や個性がありますので飼育の際はしっかり合わせてあげましょう!
もう感情移入しまくりですね!
セキセイインコ、可愛いですよ~♪
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