前回は入社1カ月で見えたY会社の現状を書きました。
そして半年も経つとより一層この会社の状況が分かってきます。
新入社員でも気づく、この会社の問題は「管理職の異常性」から起きていたことだと気づかされます。
今回は現場を狂わす管理職たちの異常性についてお話しします。
現場の雰囲気!
当時のY会社は工場が2か所に分かれていて、50キロ以上の距離が離れています。社員は両方合わせて約100名。
そして私の勤務する工場の社員は約40人。その中で20代が3人、私を含めて30代が2人、40代も2人、残りは40~60代です。
入社して半年も経つと、仕事やコミュニケーションで全員と関わる事が増えてきますが、何だか皆「暗い雰囲気」が漂います。
20代の社員は日頃から言葉数が少なく誰も何も意見を言わない。よく休憩室で管理職から散々けなされ自信が無いからだろうか?。
また30代後半で開発部主任のOさんは唯一活気がある人で、管理職4人に対してかなり不満を持ち言葉を発します。何だか色々我慢しているようでした。
40~60代は殆どが3交代勤務の社員で「問題の管理職たち」よりも年上&勤続年数も長い社員も数人います。その中で正義感の強い数人が「問題の管理職たち」に注意をする場面を何度か見かけました。その時、注意を受けた管理職たちはニヤニヤしているだけの印象が今でも残っています。
社員の殆どが管理職に対して不満や不審感を抱いている…以前の勤め先とは全然違う管理職たちの素行。
一体これからどうなるのか?不安で仕方ありませんでした。
以下に問題の管理職たちの素行をまとめてみました。
問題の管理職4人の素行!
唯一まともな?工場長は普段は不在で「問題の管理職4人」は自由気ままな印象を受けます。最低限の仕事はしているのでしょうが、空いた時間を頻繁に作り休憩しているような行動が多く見受けられました。
1.T営業部長(当時40代後半)
・部下がいる前にも関わらず事務所のPCでゲームを毎日長時間行う。
・業務に関しての質問をしても誰かに受け流し、基本何もしてくれない。
・部下に冗談気味にしつこく金品を要求してくる。
2.S品質管理室長(当時50代・4人の中で立場が一番上)
・上記T部長の隣の席だが、彼の素行を見て見ぬふりする。
・言葉遣いが下品。
・部下が努力して成し遂げた事柄を上役に報告の際は自分の手柄に変換する悪い癖がよくある。これがこの人格を上に押し上げた要因。
・自身の都合の悪い事は、たとえ会社や部下が望んでいることでもやろうとしない。どうにもならなくなると部下に押し付け、成果は自分のものにする卑怯な性格。
・部下に借りた私物を返さない。
・うそをつく癖がよくある。
3.I開発次長(当時50代)
・何かにつけて出来ない理由ばかり述べる。
・ためになる会話、助言などは全くない。
・何故か偉ぶる。
・何故か見栄ばかり張る。
4.S製造課長(当時50代・4人の中で最も性格が悪い)
・俺が居なければ現場は回らないという意識が強いため、周りから褒め称えられなければ機嫌が悪い。
・機嫌が悪くなると会話や質問も無視。挨拶も当然返さない事がしょっちゅうある。
・逆に機嫌が良いときは指導という名目で部下をけなし、いびる。そしてお前らとは違うんだ!と言わんばかりに自分の武勇伝を語る。
・上記の「指導」をしているにもかかわらず上達しないとイラ立ち、「指導にならない指導」を繰り返す。自分の指導力の無さに気づいていない。
・何事にも自己中心的な考えが非常に目立つ。
・当然部下の言うことに耳を傾けない。
Y会社は人が育たない会社だった!
このY会社の管理職の実態を見た私は驚きと素直な気持ちで、「こんなふざけた管理職もいるのか!」「こんなふざけた大人がいたのか!」と激しい怒りを覚えました。
どうりで30~40代の中心的な人材が居ない。おそらく過去に退職者が続発し、誰もいなくなった後に私が入社したのだろう…。
そんなある日、とうとう私は彼らに自分の意見を伝える事となります。その日を境に辛く苦しい日々が待ち受けているとは知らずに…。
まだこの頃は私も若造で「話せばわかってもらえる」というあまちゃんだったかもしれません。
続きは、転落人生の始まり!?でも当時は気がつかなかった ⑧で書いていきます。
この記事は過去の自分がどのように働いてきたのかを、私自身が心の整理をするために綴っています。なので読者の方々に向けて「だから…こうです!!」という結論的な事はお伝えできませんのでご了承ください。
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